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認知症による様々な課題・問題

家庭・企業・地域社会に多くの影響をもたらします

広範囲に及ぶ認知症の影響

自分や自分の家族が認知症を発症した時、家庭内はもちろんのこと、勤めている(もしくは自分が経営している)企業や所属している地域社会にも様々な課題・問題が生じることを知っておく必要があります。

家庭での課題は介護の役割分担や人生設計の見直し

家庭では、誰がどのような形で介護を担当するのかを話し合って決めなければいけません。それまでの日常生活は多かれ少なかれ変わらざるを得ず、それまでの日常生活のパターンや人生設計を見直す必要が出てくるかもしれません。
家庭内での介護が難しい場合は施設への入所を検討する必要があり、そのための情報収集や必要な資金の手当てが必要です。

在職中の事故発生のリスクに備える必要性

企業の場合、たとえば在職中の人が認知症を発症し、勤務中に何らかの事故を起こしてしまうリスクに備える必要があります。
経営者・従業員を問わず、貴重な会社の戦力を認知症によって失ってしまう可能性もあり、そうした経営上の損失にも向き合う必要があるでしょう。

「ご近所トラブル」にも注意

地域社会では、認知症発症を原因とした様々なトラブルの事例が報告されています。とりわけ、コミュニティのつながりが希薄な大都市部では問題が深刻化する恐れがあります。

監修:新井平伊医師(アルツクリニック東京院長)