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認知症予防コラム

俳句が認知症予防に効く?

2022年03月30日

俳句といえば、近年はTBS系列番組の「プレバト」をイメージされる方も多いのではないでしょうか。実はこの俳句、日本認知症予防学会理事長浦上教授も認知症予防のために「短歌」や「俳句」といった創作的な活動を提唱しています。

ではなぜ「俳句」が認知症予防に効くといわれているのでしょうか。

俳句は右脳で景色や光景を想像し、左脳で五・七・五の語数を合わせるため、非常に脳を活性化させるといわれています。また創作した俳句を一息で何回も読むと、呼吸筋力のトレーニングになります。 呼吸筋力が強くなると、肺に空気がたくさん入るようになり脳の働きもよくなるといわれています。

弊社でも福井県坂井市にて「60歳から始める認知症予防教室」を開催し、その中で俳句教室を行いました。初めて俳句をつくった方も多かったのですが、俳句のためのネタ探しで普段の散歩道が変わって見えた、時事ネタを違う視点で表現できないかと思考するため興味がわくようになった、など普段の日常生活に刺激が出てきたとたくさんの感想をいただきました。

★中日新聞 認知症予防事業俳句講座の掲載記事

https://www.chunichi.co.jp/article/375440?rct=f_local

俳句をつくることに興味はあるけど難しそう、そんな方は俳句の作り方の本など参考にされてみてはいかがでしょうか。

今回はおすすめの1冊をご紹介いたします。

「夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業」。この本は対話形式で進んでいきます。生徒役は出版社に勤める編集者のKさん。俳句はまったくはじめての初心者です。そのKさんが創作していく上でありがちなミスを繰り返し、冷や汗や恥をかいて少しずつ成長していきます。初心者の方にわかりやすい内容でおすすめです。まずはこういった本も参考に俳句の創作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

★「夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業」著書情報

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84096-3